うるさいジジイ、立てばめまい、歩けば息切れ、向かう先は地獄の門。

こんにちは!先日あの「りり記」のリリーさんにインスタフォローされて震えました、庄ちゃんです。

【#56 2015.7.15. ウズベキスタン*ヒヴァ⇒トルクメニスタン*ダルヴァザ】

《レート*100スム≒約2円》

うまくタイトルがつけれなかった感が否めない今日の日記。

はい、トルクメニスタン編へ突入ですよー!

しかしトルクメニスタン入国前日、悲劇が襲う。

「お腹痛い!!!!!!!!!涙」

ヒヴァの観光を終えて宿で一休み。
たいしさんはお疲れのご様子でお昼寝。私はブログをぽちぽちと更新…してたらあれ?なんかお腹痛い。

突如、胃腸と黄門様が暴動を始めました。

なぜ、なぜこのタイミングで戦を始めるのじゃ…。

もうここからはトイレとお・と・も・だ・ち♥

薬飲んで横になって休んでも時々ナイフで刺されるような突き刺すような身の置き所のない痛みで本当にしんどかった( ;∀;)

せっかくスーパーで夜ご飯いっぱい買ったのに、一切食べれず…(悔しい)
たいしさん小食なのに捨てるのもったないから全部食べてくれたみたい。(その間私は気絶?爆睡中)

それにしても何に当たったんでしょう。

暑かったしお水腐ってたのかなー。

たいしさんが言うには「久しぶりにビール飲んだからじゃない?」って。
ヒヴァでランチ (4)
たしかに、胃がビックリしちゃったのかなぁ。それにしてもしんどかった。

しかし、明日はトルクメニスタン国境越え!!

「大丈夫?無理に明日トルクメニスタン行かんでええから。しんどいときはちゃんと言うんよー」と気を遣ってくれる神様。

「大丈夫。ぜっだいいぐ( ;∀;)あじだまでになおずー( ;∀;)」

そう、絶対行かなきゃトルクメニスタン。せっかくようやく取れたトルクメビザ。何が何でも行きたい。

明日にはよくなってますように。

-翌朝-

あ、だいぶ良くなってるかも。まだちょっと違和感はあるものの歩けそうだしなんとか出発できそうな気がします。
ヒヴァの朝ごはん2日目 (1)
ご飯もちょっとなら食べられそう!!いただきまーす。

私が死んでる間に、チェックアウトやビザ受け取り証明のコピー、国境までの車の手配、トルクメニスタンの情報まで…神っぷりをいかんなく発揮して全部たいしさんがやっててくれてました。

全部まかせっきりの甘えっきり、本当頭が下がります( ;∀;)ジーザス!!!

ウズベキスタンとトルクメニスタンの国境までは宿のオーナーさんが手配してくれたタクシーで向かいます。
トルクメ国境越え1
私たちはウズベキスタンのヌクスという街からトルクメニスタンのクフナ・ウルゲンチへ抜ける予定。
国境越え2
が、GPSで道のり追ってたらヌクスに行かずにヒヴァから抜けようとしてる!!!!

おじちゃん!!違うって!!ヌクスまで行ってー!!ビザの申請と違うとマズいよー!!

「ん?大丈夫だ大丈夫だ。わかっとる」

おいジジイ。何が大丈夫なんだ(´゚д゚`)根拠はあるのか根拠は(´゚д゚`)

と、私たちの心配をよそに「よし着いたぞ」と国境到着。10時40分。

はたして無事入国できるんでしょうか(´・ω・`)

まずはウズベキスタンの出国から!これはあっさり終了。

さようならウズベキスタン。次は涼しいときに来たいよ。

お次はトルクメニスタン側の国境へ。
国境の間はタクシーで1ドル。

トルクメニスタンの入港審査場の建物はとっても立派。お金持ちなんだねトルクメニスタン。そして、あちこちにトルクメニスタン大統領の写真が貼られてました。

さすが中央アジアの北朝鮮。

入国審査はなんと体温測定あり!!!!

体調悪い私35.8℃。低っ。
体調バッチリたいしさん37.0℃w大丈夫ですか神様。
再測定されてOKもらえて次は荷物検査。
これも割とがっつりな荷物検査だったけど、ウズベキスタンみたいにカメラとかパソコンのデータチェックまではされなかったよ。
案外ゆるくてあっさり。

しかしここからが長かった!!!!

ずらーっと行列の入国審査で並んでたら英語しゃべれるツアーガイドのおばちゃんが「並ばずに入っちゃって大丈夫よ!!」と教えてくれました。
中に入って、ビザの国境受け取りのメールコピーとパスポート渡してビザの発給をしてもらいます。

しかし待てど暮らせど一向にできない。

朝は調子良くなってたものの、20㎏近い大荷物担いでの移動でまたしんどくなってきて、バックパック枕にして座り込んでしまいました。
でも審査場の中は涼しかったのが救いです。
これ暑かったら本当ぐったりだった。少しは体力セーブできました。
横になって休んでる間も、書類にサインしたりビザ代(なんと68ドル!)払ったり。

ようやくビザを発給してもらえて入国審査が終わったのは13時20分。
国境にたどり着いてから2時間もかかったよ(´・ω・`)

国境からタシャウスまでタクシーで2.5ドル。
タシャウスは結構栄えてる街でした。国境の街ってなーんもないところが多いからこれにはびっくり。
ダルヴァザへ
おつぎはダルヴァザ行きのタクシーに乗り換えます。ダルヴァザまでは10ドルだって。14時に出発!

まわりは7人、ジジイばっかりです。

でもって。

ジジイがうるせぇ。

ダルヴァザまでの移動 (13)

なんかね、この助手席のジジイ、ずーっとしゃべっていらっしゃるのよ。大声で。何言ってるか全然わからんし。眉毛つながっちゅうし。
ダルヴァザまでの移動 (8)
まぁそれもそのはず、お酒(アルコール度数40度)をぐびぐび飲んでた。完全にできあがっとる(´゚д゚`)笑
ダルヴァザまでの移動 (14)
この暑さでなぜそんなお酒が飲めるのだ…。
ダルヴァザまでの移動 (6)
いつものごとく、お水はすぐお湯に。
ダルヴァザまでの移動 (11)
スカーフを窓に挟んで日よけにしないとまともに日差しうけちゃうんです。
中央アジア旅する人はスカーフやら大きめのタオルとか必須!!これやるだけで本当全然違います。
ダルヴァザまでの移動 (7)
いつのまにか後ろに座ってたジジイたちも酒盛り初めて皆様終始楽しそうにゲッラゲラ笑っておられましたね。
ダルヴァザまでの移動 (5)
なんも楽しいこと起きてませんよー。
ダルヴァザまでの移動 (1)
なんなら砂漠にタイヤはまって立ち往生してますよー。(2回)
ダルヴァザまでの移動 (12)
砂地獄から車押して奮闘するジジイたち。やるときゃやるのね\(^o^)/見なおしたぞ♥(上から目線)
ダルヴァザまでの移動 (3)
でもって、おんなじとこぐるぐる周ってるけど、これ道迷ってるの?ねぇこれ迷子なの(´・ω・`)?笑
ダルヴァザまでの移動 (4)
そして途中で私たちだけ車の乗り換え。ジジイたちの車はこれから先はダルヴァザの方向には行かないんだって。
乗り換えた車はまさかのトラックです!!!!
しかもめちゃくちゃでっかい!!乗るの初めてです(*’ω’*)
ダルヴァザまでの移動 (17)
中は意外と広くて、運転席の後ろには広々とした横になれるスペースがあるんです。すごい!!快適!!
このときあまりのしんどさに乗って3秒で就寝。笑
いや本当死んでました。トラックに乗り換えれてラッキーだったなぁ。
ダルヴァザまでの移動 (16)
しかし超ゆっくり安全運転で、一向にダルヴァザまでたどり着かない。もう真っ暗。
ダルヴァザまでの移動 (18)
結局ダルヴァザのチャイハネに着いたのは23時。長い長い移動でした。
病み上がりの身体には本当にきつかったけど、横になって休めたおかげでちょっと楽になったかな。
ダルヴァザのチャイはね
さて、たどり着いたダルヴァザ。

ここで終わりではありません!!!!

むしろ、ここからが正念場。

ここから往復4時間、真っ暗闇の砂漠を歩きます。

ドMだ。ドMにもほどがあるw

ドMたちt私たちが目指すのは…皆様ご存知でしょうか。

「地獄の門」

ダンテでもロダンでもなくってよ。

-以下、Wikipediaさんより-

トルクメニスタン国内のダルヴァザ付近の地下には豊富な天然ガスがある。

1971年に地質学者がボーリング調査をした際、偶然、天然ガスに満ちた洞窟を発見したが、調査の過程で落盤事故が起き、採掘作業用の装置が置かれていた場所もろとも直径50〜100メートルにもなる大きな穴が開いてしまった。

有毒ガスの放出を食い止めるため、点火することになったが、可燃性ガスが地下から絶え間なく吹き出るため、延々と燃え続ける事態となった。

のちにこの穴を住民は「地獄の門」と名づけた(日本語では「地獄の門」のほかに「地獄の扉」との直訳もされる)。

現時点ではこの天然ガスの燃焼を食い止めることは技術的にとても困難と判断され、また、天然ガスの埋蔵量自体が不明なため、今後いつまで燃え続けるのかもよく判っていない。

現在でも消火するための解決手段は無く依然として燃え続け、一種の観光名所ともなっている。


トルクメニスタンに来たのはこのうっかりできちゃった地獄の門を見るため!!!!

このために、めんどくさいビザを取って、暑い中ひたすら移動し続けてきた。

中央アジア旅、最後にして最強の絶景。

の、はずです。(まだ見てないからね)

ダルヴァザのチャイハナに荷物置かせてもらって帰ってきたら泊まらせてもらえるようにお願いして、必要最小限の荷物を持って出発!!

地獄の門までは車をチャーターして行くこともできるんですがなんとお値段50ドル。

体調悪い私に「チャーターする?大丈夫?」と何度も声をかけてくれるたいしさん。

「大丈夫です。歩いて行く!!!!頑張る!!」

「しんどいの嫌い、疲れるの嫌い、頑張りたくない、楽に旅がしたい、ねぇお腹空いた。」が口癖のヘタレがこのときばかりは自力で歩いていくのを選んだ。

地獄に行くのに50ドルも払うなんて嫌だもん!!笑

そもそも、チャーターして行ってる旅人なんてみたことない。

ここで車に乗ったら、旅人の名が廃るわ。

私だってやるときゃやる。

私も自分の足で絶景にたどりつきたい。

いざ、地獄の門へ。

ではまた!

Have a nice day!!

コメント

  1. JO より:

    SECRET: 0
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    庄ちゃん中央アジアでの、陸路での国境超え大変ですね~。

    私は海外旅行先で時々お腹が痛くなるのがマジで辛いので、庄ちゃんの苦
    しさ良く判ります。

    ですので日本に居て世界ー周をして居ないのに、昔の海外旅行記でこの世
    界ー周ランキングに参加している「定年バックパッカー」の親爺の、偽世
    界ー周ブログには頭に来ます。

  2. maruo_haas より:

    SECRET: 0
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    申請と違う場所でも入国できるんですね。
    こういうこともあるってことは覚えておきます。
    とても参考になります。

    私もクフナウルゲンチから入国して
    トルクメンバシから出国するつもりなので
    この後も期待してます。
    特にアシガバードからトルクメンバシまでの
    移動とか、トルクメンバシでフェリーのチケットは
    簡単に買えるの?ってこととか・・

    ところで、タジクビザ申請の記事を読みなおして
    いて気になったんですが、
    >書類は念のため、滞在していた宿でコピーさせてもらっておきました。
    これは申請書と嘆願書をコピーしておいたんですか?

    あと、庄ちゃんさんはロシアも行かれるんですね。
    シルクロードを西へ進んで、ロシアはシベリアの方まで
    行くようなことが書いてあったので、
    この後のルートがすごい気になります。

  3. 庄ちゃん より:

    SECRET: 0
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    はじめまして!コメントありがとうございます^^

    陸路国境越え本当毎回ドキドキあたふたしてました(涙)

    旅先での体調不良は本当につらいですよね!!気を付けてもなるときはなりますし( ;∀;)

    昔の海外旅行記書かれてる方もいらっしゃるんですねー!
    存じ上げませんでした( ゚Д゚)
    あ、わたしも準備編時代に昔の旅行記書いてましたー^^

    更新がんばるのでまたよかったらのぞいてくださいね☆

  4. 庄ちゃん より:

    SECRET: 0
    PASS: aab5d626d2e26b0c27046f1b0b772a52
    はい、まさかの申請と違う場所からでも入れちゃいました( ゚Д゚)笑
    でも心臓に悪いので申請通りに行くのが一番ですよね!!w

    また随時トルクメ情報UPしていくのでぜひ参考にしてみてくださいね♪

    宿でコピーさせてもらったのは、大使館からメールで送られてきたビザ発給の許可書類みたいな書面です^^
    念のため1人1枚ずつコピーしておきました。

    ロシアのルートはまだちょっとあやふやなんです(´・ω・`)笑
    また確定したらリアルタイムのルートも更新しようと思ってます♪